2012年12月26日水曜日

旧式iMac(2010 Mid)再生計画 ②疑似FusionDrive導入により管理自動化


旧式iMac(2010 Mid)再生計画 ①SSDをのせて高速 に引き続き、我が家のiMac(2010 Mid:2歳)をカスタマイズしていきます。

失敗に備えてバックアップは必ず取っておいてください。

お決まりなので、作業は自己責任でどうぞ。と書いておきます。
自分のPC操作するのに人に責任があるわけが無いのですが、それはさておき。

前回高速なSSDを投入して、iMacさんのディスクは下記の状態にあります。

HDD:1TB SSD:256GB

これを下記のようにします。

FusionDrive(HDD+SSD):1.2TB

前者だと、自分でこれは余り使わないのでHDD、よく使うのでSSDという調整をしなければいけないのですが、それを自動化することが目的です。



【作業手順】

0.事前準備:HDDとSSD以外からのOS起動準備:外付けHDDからMacを起動
① HDDとSSDのフォーマット
② FusionDriveの設定
③ OSのインストール


0.事前準備:外付けHDDからMacを起動

①のフォーマットにいきたいところですが、現状ではHDDからMacを起動しているので、HDDをフォーマットすることができません。

起動時にF8とかF9とか連打したらディスクはフォーマット出来たりするのかもと思いましたが、軽くググった感じでは見つけられませんでした。

②のFusionDriveの設定時にターミナルを使うので、外付けHDDからの起動が無難と判断しました。なお、外付けHDDではなく、USBメモリでもCDでもDVDでもかまいません。

外付けHDDから起動するためにはUniBeastを使用します。
UniBeastについては下記を参照ください。


簡単には下記の通りです。
1. OSをAppStoreダウンロード
2. USB(私の場合は外付けHDD)をマスターブートレコードでフォーマット。
3. UniBeast起動→USB(私の場合は外付けHDD)にインストール
4. USB(私の場合は外付けHDD)をさしたまま再起動
※起動ディスクの優先順位がデフォルトでは外付けになっていますが、変更をしている場合には変更が必要です。



① HDDとSSDのフォーマット

外付けHDDからMacを起動した状態で、HDDとSSDを共にフォーマットします。
なお、ディスクをフォーマットしますので、確実にTimeMachineでバックアップを取っておいてください。

ディスクユーティリティ
→ディスクの選択
→パーティションタブ
→オプション→GUIDパーティションテーブル
フォーマット:Mac OS 拡張(ジャーナリング)
でHDD、SSDを共にフォーマットします。



② 疑似FusionDriveの設定

ターミナルアプリを開いて、driveの設定をします。
コマンドは下記の通りです。

$ diskutil list
SSDのディスク名(disk0とか)
HDDのディスク名(disk1とか)
を確認します。
例:
0: GUID_partition_scheme *256.1 GB disk0
0: GUID_partition_scheme *1.0 TB disk1


$ diskutil corestorage create "新ボリューム名" ディスク名1 ディスク名2
コアストレージ機能により、ディスクを一体化します。
ここで下記の様なUUIDが表示されますので、保存しておいてください。
Core Storage LV UUID: A299V9942-5436-62546-52688-4938A0D9305

$ diskutil corestorage createVolume "LVGのUUID" jhfs+ "新パーティション名" 100%
全てを1つのパーティションを割り当てます。

$ diskutil list
ディスクの状態確認をします。
ディスク名1及びディスク名2の項目に2: Apple_CoreStorage という項目が増えていることが確認出来るハズです。



③ OSのインストール

AppStoreから既にダウンロードしてあるOSを②にて作成したパーティションにインストールします。
外付けHDDを抜いて、内蔵ディスクから起動の上、TimeMachineからバックアップをリストアします。




実施後の体感

さすがにはっやいです。
特に起動はずっとストレスだったので、すっきりしました。

DiskSpeedTestでベンチマークを取ると、

iMac作業前(HDD) Write:79.9MB/s Read:80.4MB/s
iMac作業後(HDD) Write:240.3MB/s Read:265.2MB/s

まぁSSDを入れたので当然と言えば当然ですが、リストアによって使用領域は800G超なので、今のところは保存ディスクを意識せず、快適に、高速に使えています。

ネット上では、FusionDriveとこの疑似FusionDrive(Corestorage)は別物なんだ!という人もいるようですが、まぁ快適に使えているので個人的にはあまり気にしていません。

注意点としては、ディスク2つのものを1つに見せているため、片方が故障したら両方アウトなので、故障確立は2倍になります。
また、ディスクの復旧は難しいようです。
バックアップからのリストアになります。

この作業有無に関わらずですが、定期的にバックアップを取るようにした方がいいでしょう。

それにしても、MBPを買ったおかげで引退寸前だったiMacさんがこうも復活してくれて、とても嬉しいです。
思い入れのある筐体なので、家にいる時にはやはりノートではなく、ディスプレイの大きいデスクトップで作業を捗らせたいものです。

#12/29
タイトルが間違っていたので訂正

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